食事療法が大切な糖尿食
糖尿食のレシピに苦労されている糖尿病の方も多いと思います。
インスリンの不足により、慢性的に血糖値が高い状態になった糖尿病。糖尿病腎症や糖尿病神経障害、糖尿病網膜症の三大合併症から脳梗塞や心筋梗塞など、さまざまな合併症がともなう恐れがあります。それだけに、糖尿食による毎日の食事療法が非常に重要になってきます。
糖尿病の食事療法に効果が見込める糖尿食にはさまざまな種類が考えられますが、まず糖尿食の基本を挙げます。
糖尿食の基本:カロリー
まずはカロリー量です。糖尿病の場合、過剰なカロリー摂取は絶対に避けなければなりません。とはいっても少なすぎるのもよくありません。体格や症状に合わせ、医師との相談の上で正しいカロリー量を計算することが求められます。一般的には一日1600kcal程度が標準と言われています。
それから、栄養のバランスを考え、偏った食事は避けることも重要です。それと規則正しい食事。一日3食、しっかりと取るようにします。
正しいカロリー量、バランスのとれた内容、規則正しい食事。この三つを保ちながら長く続ける。これが糖尿病の食事療法の大原則です。
糖尿食の基本:たんぱく質
糖尿食で難しいのは栄養素のバランスとカロリー量の間の調整でしょう。とくに脂質はカロリーが高くなりがちなので注意が必要です。また、動物性脂肪はコレステロールを上げてしまう恐れがありますので、植物性脂肪を使用するようにしましょう。
ほかにはたんぱく質。魚にはたんぱく質が多く含まれており、ヘルシーであることから糖尿食に向いている印象がありますが、干物や佃煮などの加工食品は塩分が多いので注意が必要です。
ほかには果物。炭水化物やビタミン、食物繊維が豊富に含まれていますが、糖分も多く、血糖値をあげてしまう恐れがあるので、取りすぎには注意が必要になります。
糖尿食には和食レシピ
それから調味料。材料だけでなく、使用する調味料の量にも注意が必要です。
こういった注意点を踏まえながら糖尿食を作ることになります。糖尿食に優れている食材としては、大豆などの豆類、乳製品、野菜、脂肪分が少ない肉製品、乳製品などが挙げられます。とくに緑黄色野菜は糖尿食に欠かせません。食後の血糖値の上昇を遅らせ、血液中のコレステロールを低下させる働きがあります。糖尿食に積極的に取り入れるようにすると効果的です。
糖尿食には和食が向いている、とよく言われます。逆にこってりとした中華料理は避けたほうがいいとも。一般的にはそうですか、食材や調理方法で工夫することができます。糖分や脂肪分を考えて作れば中華料理でも立派な糖尿食になります。
糖尿病の食事療法はつらい、とよく言われます。毎日カロリー量と栄養バランスを考えながらの食事は確かに大変でしょう。しかし、食事は栄養摂取だけではなく楽しむものでもあります。我慢することばかりを考えずに、いろいろと工夫しておいしく楽しめる糖尿食を作るレシピ研究をしてみてはいかがでしょうか。